胡蝶蘭
May 31, 2006

最近気になっているものとして、昨日は「ハワイ」を取り上げましたが、もう一つ、僕が最近気になっているものに「胡蝶蘭」があります。胡蝶蘭というと「銀座のクラブのママがお店をオープンした時にもらうもの」なんて勝手なイメージで、普通は、しだれ柳のように弓なりに垂れ下がっている枝にたくさんの花が華やかに咲いていて、5本立て、10本だて・・・すごいのになると30本立てで100万円なんてするようなものがあったり、品評会に出すようなマニアックな花というイメージでしたが、フランスのインテリア誌「AD」の表紙に載っていた部屋に飾られている胡蝶蘭を見て考えが変わりました。
一本すーっと垂直に幹が伸び、上に3〜4輪の花がちょぼちょぼっと咲いている。(イラスト)
モダンですね〜。
これならモダンインテリアにもぴったり。
でもWEBの花屋さんで探しまくったけど、このような仕立ては見つかりませんでした。
「1本立てストレート仕立ての胡蝶蘭」これから流行るかな。
電球?蛍光ランプ?
January 22, 2006

かっこいいインテリアに欠かせないのが一室多灯照明です。せっかく椅子やテーブルをうまくコーディネートしても、天井にペンダントやシーリングが一つ煌々と照らしているのでは、味気ない部屋になってしまいます。ペンダント照明やスタンドをうまくコーディネートすると、広く見えたり、落ち着いた感じになったり、見違えるようなインテリアになります。僕の部屋にもリビングだけで照明は6個。部屋の壁やコーナーをうまく照らすと、一灯の照明で明るく照らすより低い照度でも、ずっと明るく感じ、しかも落ち着いた雰囲気になります。
しかし、たくさんの照明器具を使うと、気になるのは電気代や夏場の温度。そこで必需品なのが「電球型蛍光ランプ」です。「蛍光灯」というと、店舗やオフィスの天井に輝く、あの青白い光を思い浮かべ嫌う人がいますが、最近の蛍光灯は光色もいろいろ、電球と同じ暖かみのある光を出す「電球色」も一般的。さらにかたちまで電球そっくりの電球型蛍光ランプも進化し、以前はそっくりと言いながら重かったり、大きかったりしたのですが、いまでは一見わからないくらいそっくりになりました。
60wの電球を4つ使うようなペンダント(合計240w)の代わりに60w相当の電球型蛍光ランプを6個つかっても12w×6で合計72w。一個あたりの消費電力は1/5。発生する熱も1/5です。
ちょっと前まではインテリアコーディネータや建築家でも、「落ち着くインテリアには蛍光灯より電球です」と安易に発言している人が多くいましたが、僕の部屋に来て蛍光灯だけであることに気づいた人は今までいません。
そんな優れもの「電球型蛍光ランプ」に、さらに電球にそっくりなものが発売されたので、買ってみました。写真でわかるとおり、昔の電球型蛍光ランプにあった根元部分の回路があって光らない部分がほとんどなくなり、さらにガラスが半透明で中心から外側、根元に向かってグラデーションになる部分は、ちょっとマニアック過ぎるほど電球に似せています(笑)これがスタンドなどに着いている状態をみたら、一見して見分けられる人はほとんどいないでしょう。
僕のように古い照明を使っている人には、このランプは特に助かります。電球の代わりに入れられる大きさ(大きいと入らないことがある)であることと、発熱量が小さいため、プラスチック製の器具などを傷めにくいこと。そして、W数の小さいランプ用だった器具にもっと明るいランプを入れて、用途を変えることもできるのです。
しかし、ここまで電球そっくりになった電球型蛍光灯にもまだまだ改善してほしい部分がたくさんあります。一つは調光機付きにつけられないこと。もう一つは、いまだに、つけてから少したたないと明るくならないこと。そして、電球型蛍光ランプだけの時は、電球と見分けがつかない暖かみのある光色ですが、電球と並べると、やっぱり違う色で、一緒に使うと違和感があります。メーカーさん。あとちょっと、がんばってください。
(そのメーカーにもともといたので苦労はよくわかるのですが・・・)
でも、現在のインテリアコーディネートでは欠かすことのできないアイテムです。皆さんもためしてみては。
【写真】東芝ライテックから発売された電球そっくりの“ネオボールZリアル。マニアックなほど電球そっくり?
ヴィンテージマンション
January 20, 2006

昨年暮れから続いている耐震偽装のニュースも、どんどん泥沼の問題になってきてるような気がしますが、一方では耐震性能がどれくらいなのか全く未知数の古いマンションが、何万戸も売買され続けている状況があるわけで、「人の命がかかっている」ということからすれば、こちらも何とかしなければと思いながら、昭和43年築のマンションに住んでいる私は、今日ものほほんと暮らしています・・・。
一方では最近、古いマンション、なかでもちょっと高級で立地もよく、現在も人気の高いマンションを「ヴィンテージマンション」と呼んで流行っているようです。僕が初めて目にしたのは、一昨年10月の「都市に住む」という雑誌だと思います。いまではテレビでも紹介されるし、WEBで検索すると、膨大なサイトがヒットし、その代表として広尾ガーデンヒルズがすっかり有名になってますね。
先日、何気なく「ヴィンテージマンション」についてWEBで情報を集めていると、日経住宅サーチのコラムで「広めたのは「都市に住む」という雑誌、言葉をつくったのは○○氏」と書いてありました。ふ〜ん、なるほど・・・と読んでいて、ふっと思いました・・・「この○○氏、聞いたことあるぞ」・・・と。
昨年のメールを検索してみると、確かにメールをもらった人。60−70年代のマンションを中心に売っているおもしろい不動産屋なのだが、僕のWEBを見て、古いマンションをうまく紹介する方法はないかと相談された人だ。
そしてさらにWEBを検索すると、なんと、自分のWEBがヒット。2003年2月、60年代のマンションに引っ越したばかりの僕は、自分のWEBのコラムで、「今はヴィンテージ家具が流行っているが、僕みたいな古いマンションが好きな人が増えて、そのうちきっとヴィンテージマンションブームがくるだろう」と書いているではないですか・・・。
“ヴィンテージマンション”なんて、また言葉を消費するような造語をつくっちゃって・・・と思ったりもしましたが・・・この言葉、つくったのは自分だったのか?!! (注:その方が、そのコラムを見たかどうかはわかりません)
いずれにしろ、古いマンションも大事にされるのであれば、大歓迎。しかし地震にも耐えられるようにしておかないとね。
【写真】都心でも緑に囲まれ、わき水でできた池があり、鳥の声しか聞こえない我が家は、ヴィンテージマンションというよりは・・・
東芝の扇風機
October 18, 2005

夏の暑さも忘れた・・というほどすっかり秋も深まってしまいましたが、何年も探していた扇風機をやっと手に入れました。すごいデザインでしょ?木製の、まるで額縁の中にファンがついてます。縦に透明なルーバーが8本ついており、これが別モーターで動き、風をスイングさせる機能までついています。
年代不明の東芝製で、東芝デザインの知り合いにも聞いてみましたが、いつの時代のものかよくわかりませんでした。ファンやモーターのあたりがもう一つ持っている60年代の東芝扇風機とそっくりなので、そのへんかもしれません。
アマダナが扇風機をつくったら、これに近くなりそう。
でも、このデザイン、やはり古いデザインだけあって、ガードなどのデザインが野暮ったく、見ようによっては電気ストーブにも見えますね・・・・
この扇風機について何か知ってる方がいましたら、情報お願いします。
LIVESTRONG
August 22, 2005

最近、腕にリストバンドをした人をよく見かけますね。白いのが多いけど、白は貧困撲滅キャンペーンのチャリティー。有名人がたくさんしているので、いちばん知名度が高くなっているようですが、チャリティーとして、リストバンドをつけるようになった最初の運動は、このイエローリストバンド「LIVESTRONG」。
今年、自転車ロードレースの最高峰「ツール・ド・フランス」で前人未踏の7連覇を達成し、引退したランス・アームストロング(アメリカ)が、偉業を達成する以前に癌で生死の境をさまよい、そこから復活してのツール7連勝。癌研究などに資金を提供する財団を設立しました。そして、ツール・ド・フランスのリーダージャージカラーであるイエローを使ったこのリストバンドをチャリティーとしてナイキが発売しました。アームストロングの名前と、「強く生きろ」という意味をかけての「LIVE・STRONG」。
昨年あたりは海外の有名スポーツ選手などが身につけているのをTVなどで見かけましたが、日本では自転車ロードレース好きの一部の人たちの間にしか知られておらず、今年始まった「ホワイトバンド」の方が、国内のNGO団体の活発な活動もあって、有名になったようです。
シンプルなリストバンドがファッション的にも注目されているようで、便乗商売の商品もたくさんでているようです。アメリカやヨーロッパでは、チャリティーとしても、たくさんでているようで、白と黒の人種差別撲滅キャンペーンや、パープル、グリーン、オレンジ・・・ブルーだけでも3種類くらいと様々な似たようなキャンペーンがおこなわれているとか・・・・。
これでお金が集まって、人の役に立つのなら良いことですが、ここまでいろんなものが出回って、「黄色いのは偽物?」なんて思われたら困っちゃいますね。
楽天やYahooショッピングなどでは、ひとつ1ドルで送料入れても2ドルはしないものが、500〜700円で売られているし、キャンペーンの趣旨の説明も書いていない。
チャリティー物の便乗や、まねはちょっと倫理観を問われますね。そんなにいっぱいリストバンドできないし・・・違うものつくればいいのに。
ここで買えます。
http://www.livestrong.org/
インテリア素材としての『石』『タイル』
July 10, 2005

最近、「石」と「タイル」がきてますね。10年くらい前からはじまったミッドセンチュリーブームでは、「木」が大人気でした。でも「石」も「タイル」(煉瓦も含めて)もミッドセンチュリーインテリアには欠かせないアイテム。加工や施工が木より大変な「石」や「タイル」は人件費の高い現代こそ贅沢品だから、なかなか使いづらいのですが、素材としての質感は、他にはない重厚感と大人っぽさを感じます。
昭和40年代くらいまでの喫茶店が、最近若者に人気がありますが、この時代の喫茶店の壁や床には石やタイルがよく使われています。特に壁に大きなアート作品のように石やタイル、ガラスなどが貼ってある喫茶店は圧巻ですね。最近わが家の近くにそのころの喫茶店をイメージした新しいお店ができたので入ってみましたが、石やタイルは全く使われておらず、表面的なレトロインテリアという感じがしてしまいます。最近の店では原宿の「モントーク」の内装を見た時に、タイル使いの上手さに「やられた。かっこいい!」と思いました。
1980年代のインテリアは素材感のないインテリアでした。90年代にミッドセンチュリーブームと共に、素材のもつよさに、みんなが気づきはじめたのでしょう。いままでは「床を張り替える」といえば、ほとんどの人が「木のフローリング」しか思いつかなかったと思いますが、「タイル」は木よりも床暖房にも非常に適した素材。夏は涼しく、実は日本にぴったりな素材なのかも。床暖房が一般的になってきたし、タイルや石の素材も、新しい施工方法や新しい商品が増えてきて、これからはますます使いやすくなるのではないでしょうか。
僕も引っ越しをして、内装を全部自分でつくっていた時に、床はタイルにしたいと思いました。なかなか良いタイルがなかったので、味のある昔のデッドストックタイルが売っているお店に行ったのですが、そこは残念ながらなくなってしまいました。(今でも売っているお店を知っている方がいましたら、是非教えてください!)
今は壁に石か煉瓦を貼ろうとしているのですが、すでに構想2年。いつ完成することやら・・・
これから「石」「タイル」は注目素材です!
※写真は、(上)わが家の玄関。古いマンションなので、共用廊下も玄関もこの石張りである。(上から2番目)家具屋の友達にもらったモンステラ柄のタイル張りテーブル。(下から2番目)ソファーにつているテーブルの天板の大理石。(下)40年以上続いている喫茶店恵比寿の「喫茶銀座」。
雑誌『モダンリビング』-リビングバス・プライベートバス-
June 16, 2005
アシェット婦人画報社の雑誌『モダンリビング』2005年 7月号に、バスルームが特集されています。内容は、バスをリビングに取り込んだり、家族それぞれの部屋にプラベートなバススペースがあったりというもの。いくつかイラストを掲載しました。
昔から洋画などでは、でかいリビングにポンとバスタブをおいて、泡泡のお風呂に女性が入っているシーンや、まるでリビングのような絨毯張りのバスルームなどでてきますが、日本ではなかなかそういった部屋を見ることはできませんね。
でも、最近流行の個室露天風呂付きの温泉旅館などでは、畳の間とつづきになって、お風呂がついている部屋などがあります。新築住宅などでは、バスルームとベランダやバルコニーが一体となったものも最近の流行です。
昔の日本の部屋では、狭いし天井は低いしで、やはり湿気などを考えると、リビングでお風呂というのは現実味がなかったでしょうが、最近では吹き抜けのある大空間は日本でも常識。リビングにバスタブを置く人もそろそろでてくるのではないでしょうか。
ちなみに僕はどちらかというと、風呂上がりを楽しむ方なので、シャワーだけでもいいくらい派です。ヨーロッパの家具見本市などに行くと、様々なかっこいいシャワーブースもよく目にします。電話ボックスのようなシャワーブースに、たまにはお湯も溜められるなんていうものもあります。
これからは、ますますお風呂の入り方、バスルームのあり方も人それぞれ、さまざまなスタイルがでてくるのでしょう。
http://www.modernliving.jp/modernliving/
http://www.jaxson.co.jp/
http://www.inax.co.jp/
最近はまっているもの〈サイクルジャージ〉
March 28, 2005
最近僕がはまっているもの。
サイクルジャージの古着です。
最近また、大量にゲットしました。
自転車のロードレーサー(ツールドフランスとか、ジロデイタリアとかはご存じでしょう?)が着るジャージです。
最近のものは最新素材で、プリントも自由だし非常に薄く軽くできています。
僕が集めているのはもっと昔のもの。古いものはニットが多いです。その後には厚手のジャージ素材があります。プリント技術がなかったので、切り返しの大柄なパターンが多く、また、かなりタイトなシルエットが多いのがおしゃれです。
ドロップハンドルの自転車で前屈みになったときに背中がでないよう、丈が長く、長距離を、補給食を食べながら走るため、背中にポケットがついています(写真2)
最近は、このような古いシルエットのニット素材のサイクルジャージが復刻されたりしているようです。これからもっと流行るかな?
イタリアン・モンステラ!
July 23, 2004

モンステラマニアのBBSでは、以前に紹介したのですが、こちらでもあらためて紹介します。
4月にイタリアに行ったとき、ミラノで最近人気のスポット、ナビリオ地区のあるお店の写真です。休みだったので、なんのお店かわからなかったのですが、まるで僕のイラストを立体にしたかのようなインテリア!よく見ると、後ろのモンステラや、手前のチェストの中身は、写真が貼ってあります。かなりのセンスを感じます!!
並木族!?
May 12, 2004

並木族御一行が泊まったモスクワのトランジットホテル「ソユーズ」。名前といい、見た目といい、ちょっとグッときます。

アエロフロートの飛行機。古い機種はかっこいい・・・けど乗りたくない?
二回続けてイタリアツアーの話をしましたが、タイトルに「並木族inイタリア」とあって、「なんの族?」と思った方も多いと思いますので、今回は「並木族」について。
「並木族」の“並木”とは、東京は渋谷駅から、恵比寿の方向に歩いていくとすぐある、渋谷川にかかる小さい橋です。この辺を知っている方なら「並木橋交差点」があるので、知ってる方も多いと思います。
そこから左にあがると、青山方面へ、右へのぼると代官山へ。この付近は渋谷でも、代官山でも、青山でもないちょっと静かなところですが、僕のよく行く(夜ですが)お店が集まっています。その一つが、最近僕もDJをしている「アマランスラウンジ」。ほかに、“soft”というコンテンポラリーブリティッシュパブや“青い部屋”などによく行きます。このあたりのお店には、本当にいろんな種類の業界の人たちが集まります。いわゆるデザイナーや、ミュージシャンのようなクリエイティブ関係の人。モデル、ショップオーナー、医者にAV監督、エステティシャンにオカマ。
そしてこれらの客達が、そんな自分の仕事とは関係なく飲み友達としてらんちき騒ぎをしたり、時にはまじめな話をしたり。一部の常連で排他的になることもなく、様々な人たちと出会うことができる、最近では貴重な空間になっています。そして、このあたりの空気にはまった人たちはこのあたりから離れられなくなり、常連となっていくのです。そんな人たちを、いつしか、「並木族」と呼ぶようになり(本当は勝手にそう呼んでいるのですが)雑誌などで取り上げられるようになりました。(雑誌STUDIO VOICE2004.2)でその並木族達の写真を見ることができます。
そんな多種多様な人種が集まる並木族が、その中心である「アマランスラウンジ」のCDをつくっちゃおうということで、昨年先行してアナログ2枚を発売し、今年5/15に、いよいよCDアルバムが発売になります。インディーズレーベルオーナー、カメラマン、DJ、その他いろんな人種が集まっているからこそ、あっという間に素晴らしいアルバムが完成しました。そして、その楽曲がイタリアの国営ラジオ「rai」のラウンジミュージック番組でも取り上げられ、今回のイタリアツアーが実現したのです。それにかこつけて、イタリアに古着やデッドストックの生地を買い付けについていったブティックオーナーやデザイナー、雑誌取材陣の同行など、総勢12名。それらはみんな「並木族」。ということで「並木族inイタリア」。
あなたも、並木族になりませんか?(笑)
並木族 in イタリア2
May 07, 2004

ホテルまで送迎されたオンボロ車の中

ロシアの空港にもイームズ!
引き続き、イタリア旅行の話をしましょう。
今回は、ぎりぎりに航空券をとったので、アエロフロート、ロシア一泊トランジットと言うことになってしまいました。アエロフロートというと、あまり良いうわさは聞かないのですが、最近は随分かわったようで、飛行機はエアバスだし、機内食は今まででいちばん美味しいと思いました。
ロシアの空港に着いたらいきなり吹雪き!やはり寒いです。空港は閑散としていて、ちょっと寂しい感じ。トランジットホテルへは送迎してくれたのですが、これがひどかった。超ぼろぼろのワンボックスに8人くらい詰め込まれて、舗装はぼろぼろなのに、車のシートにクッションはないし、サスペンションもガタガタ。まわりは湿地だったり、荒れ地だったりの中を、延々40分くらい走り続けて、やとホテルへ。
不思議なのは、次の日空港まで送ってくれたときは、別のルートで、快適な道を10分少々で到着!?昨日の道はなんだったの?
空港ではキャビアなども食べられるところが、ちょっとロシアっぽかったかな?キャビアを食べたカフェテリアは椅子がイームズ。古いタイプのものだったので、昔からあったのでしょうか?
並木族 in イタリア1
May 05, 2004

近々WEBサイトのリニューアル予定です。NEWSとコラムコーナーを一緒にして、近況や、ニュース、最近思ったことなどを、書いていきたいと思います。
先日、久々にイタリアに行って来ました。この時期にイタリアといえば、インテリア好きの方なら、“ミラノサローネ”?と思うかもしれませんが、今回はサローネには行かず、知人のDJ達のイタリアツアーに同行。ローマ、ボローニャ、ミラノと3都市をまわってきました。
僕もジャケットデザインで参加した、並木橋レコード(インディーズ)からでた“Amaranth Lounge”のアナログレコードが、イタリアの国営ラジオ「rai」のラウンジミュージック番組で紹介されたのをきっかけに、今回のツアーが実現しました。
“ラウンジミュージック”という言葉は、すでにしっかり一般的に浸透していますが、内容は随分変わってきています。イタリアでは、ピチカートファイブやFPMを代表とする日本のラウンジミュージックシーンの情報が、数年前からほとんど途絶えていると言っていました。この辺からも、ラウンジミュージックの変化と多様化で、目立った動きが見えにくくなっている、今の混沌とした状況がうかがえるのではないでしょうか?次に何が来るのか??
そんな新しい動きの一つになるのか?それとも、王道ラウンジミュージックへの回帰か?「日本で最初のラウンジDJ」と称されたコモエスタ八重樫さんプロデュースの『インテリアミュージック』(あえて、今のラウンジミュージックとの差別化としてこう呼んだようです)CDとそのリミックスアルバムが発売されてます。僕も、またまたジャケットデザインで参加しましたので、ご紹介!
「BGM for modernica - This is the interior music」
GUT/フォーライフレコード
FLCG3105
2,625円(税込み)
「REMIX for modernica」
ハイコントラストレコーディングス
HCCD-9505
2,100円(税込み)
『宇宙家族ジェットソン』にみる生活と労働・・・インテリア?
July 25, 2003
「過労死」、「過労による精神衰弱で自殺する」。こんなニュースが最近は多すぎるような気がする。長い不景気や、社会全体の変革期による歪みが、高い失業率と、一部に集中したハードワークを生んでいる。
50年代のアニメ「宇宙家族ジェットソン」を見たことがあるだろうか?
当時から見た典型的な未来像。車は空を飛んで、高く空に浮かぶビルやマンション。何から何までスペーシーなデザインで、僕の大好きなアニメの一つだ。もちろんインテリアはミッドセンチュリーモダンリビング!
その主人公“ジェットソン”は、かわいい奥さんと年頃の娘、小さい息子と4人でマンションに住み、あまり高級ではないマイカー(空を飛ぶのだが)をもち、歯車をつくっている会社の“ボタン押し”として働く典型的なサラリーマン。当時みんなが理想とした中流階級の家庭。フリントストーンの未来版だ。
設定としては50年代から見た超未来の生活を、理想と皮肉を込めて描いている。朝、ロボットの声で起こされ、勝手に洗面所に連れていかれ、服を着せられ、身だしなみを整えられる。ママはみんなの朝食メニューを聞いてボタンを押すとそれぞれのテーブルに自動で準備される。マンションの最下階にある駐車場には部屋から専用のエアチューブで下り、空を飛ぶ車で“渋滞”に巻き込まれながら会社に行く。基本労働時間は3時間。やる仕事は歯車をつくる機械の“ボタンを押す”ことだけで、それでも怠けたり、「社長は人使いが荒い」と文句を言ったりする。家ではロボットが掃除し、ママが洗濯機にシャツを放り込むと瞬時にアイロンがけして出てくる。それでもママは「家事はめんどくさい」と文句を言っている。新聞や手紙も便利になっているが、電子的ではなく、ロボットが届けに来るのがおもしろい。
こういったお気楽な未来像を描いたドラマは、日本でもアメリカでも、高度成長を続けていた50年代あたりにたくさんつくられていた。
しかしその後、なくならない戦争や、環境問題。便利さだけでは充実しない生活、など、60年代から70年代にみんなが悩みはじめ、すっかり未来への希望はなくなり、ジェットソンのような生活は夢だ、無意味だとあきらめてしまう。80年代90年代にちょっと好景気になると、そんな悩みはすっかりわすれて、投資、投資と目先のもうけ話に群がり、一転不景気になると働かざるもの食うべからず、死にものぐるいで働くものこそ、弱肉強食のこの不景気を乗り切ることができる、というようなフレーズが、新聞や雑誌にあふれている。
いったい私たちは何を目標として近代社会を築き上げてきたのだろうか?
食洗機や全自動洗濯機による家事労働の軽減、24時間営業のコンビニや冷凍食品は、共働きで遅くまで残業するためであろうか?インターネットやコンピュータによる情報化、効率化はその分もっと多くの仕事をこなすためのものであろうか?
医療の進歩による長寿化は70になっても働くためであろうか?
締め切りに追われて、パンを食べながらパソコンに向かい、つけっぱなしのTVから過労自殺のニュースが流れ、仕事がいやになって、ソファーに横になり、カートゥーンネットワークで宇宙家族ジェットソンを見ていたらこんなコラムになってしまいました。
「自分でつくるインテリア2」リフォームの話はまたそのうちに・・・・
「宇宙家族ジェットソン」。ミッドセンチュリーインテリアマニアにはお勧めですよ。
自分でつくるインテリア1
June 03, 2003

解体前の間取り。

床材を並べた状態。反りまくって大変
2003年3月に引っ越してから、このサイトもリニューアルすると言って、もう3ヶ月もたってしまいましたが、ようやくできました。まだ“SHOP”コーナーや“SPACE”コーナーができてませんが、もう少しで完成です。
今回からシリーズで、新しい部屋についてちょっとご紹介。
こんなイラストを描いていると、さぞかしたくさんの名作椅子を持っているのでしょう、というような質問を良くされますが、僕の場合、コレクターではないので(集められる倉庫でもあれば集めたいですが)空間のバランスを重視して、意外と家具はありません。自分でつくることも大好きで、DIYとUSED家具を探しながら、今も部屋をつくり込んでいる状態です。
一回目は解体から床張り編。
仕事場兼住居なので、使い勝手をフレキシブルに対応できるよう、3部屋あった間取りをワーンルームにしてしまいました。
そう広くはないスペースに中途半端なしきりでダイニングと、和室、サンルームがあった間取りを解体。ここまでは業者にお願いしました。
インテリアの印象で、床や壁、柱や収まり部分などのいわゆる「建材」が使われるところって、ものすごく重要な部分であるにもかかわらず、「建材」は工業流通製品ですから、実は時代性が一番現れてしまうところでもあるんですよね。普通の新築やリフォームだとこの辺が皆同じになってしまうので、その中にUSED家具を入れても、なんだか浮いてしまう感じがあります。
そういった一般的な建材を使わないデザイナー建築やちょっと高級ナインテリアだと、
無垢材フローリングや、珪藻土の壁、タイルや煉瓦張り・・・など。ミッドセンチュリーマニアではカーペットが定番だったりもしますね。
そこでどんな床にしようかとあれこれ悩んで、床にはあまりお金をかけないで、できるだけ安く、できるだけどこにもないような床をと考えたのがMDF材900角を目地張りするというものでした。コルクタイルなども考えたのですが、MDFはとにかく安い。
そして、900角という大きなパターンというのは、普通の建材ではなかなかできない床です。表面も堅いので耐久性もばっちり。
しかしこれだけの大きさの材を、約50枚以上貼るのは結構たいへんでした。大きい材は反りやすく、それを押さえるために、引っ越しで持ってきた書籍の束をあちこちにおいて、雨漏りの家のバケツのような光景。さらに目地にコーキング剤を注入して押さえます。そうしてできた大ワンルームは、なかなか壮観。やはり大きな目地パターンは豪邸の大理石の床を思わせるような(かなり大下座ですが・・)おもしろい床ができあがりました。コストもコルクタイルの半分以下でくらいです。
床を自分で張るというのは条件がそろわないとなかなかできるものではありませんが、機会があればみなさんも挑戦してはいかがでしょうか。
60年代マンション
January 19, 2003
世の中不景気といっても、TOKYOの建築スピードというのは、すさまじいものがあります。
数年前に景気が後退したタイのバンコクを訪れたときに、鉄骨が組まれたまま、途中で建設ストップした廃墟のようなビルをいくつも見ましたが、TOKYOでは、全くそんなものを見ることもなく、それどころか、マンション、億ションの建築ラッシュ。都心の大規模開発プロジェクトなど、その辺のアジアとは違うお金の流れに、やはり日本はすごいのか??と感心したりもします。
そうやって、相変わらずTOKYOの古い建物はどんどん壊され、今年はいよいよ表参道の同潤会アパートもこわされますね。
今年、60年代に建てられた古いマンションに引っ越すことになりました。古いマンションには不便も多いですが、今のマンションにはない雰囲気やゆとりなど、魅力もたくさんあります。今回の物件は1968年建設で、共用廊下と玄関が、ずっと続きの石張りで、中庭には桜の木と鯉が泳ぐ池。窓を開けると池の水の音が聞こえます。
最近は古いマンションの建て替えをスムーズにしようと、新建て替え法なども議論されて、ますます、こういった古いマンションが無くなっていくのは寂しい気もします。
インテリアだけではなく、建物や車なども、古いものに魅力を感じることが多いですが、耐震問題や、環境問題などを考えると、椅子やテーブルみたいに、単純に古いものがいい!とは言えない難しさもあります。しかし、地震に耐えられないから、排気ガスが汚いから、新しいものへ・・・というばかりでなく、そういった問題を乗り越えて、古いものを大事に残すにはどうしたらよいか、ということをもっと考えていきたいものです。
そのためにはまず、車は10年が寿命とか、マンションは30年・・60年などという、一律の寿命年数という考え方をやめて、はじめにしっかりしたものをつくれば、メンテナンスをしっかりすれば、寿命はいくらでも延びる、という考え方で、個々の耐久性というものをもっと数値化していくべきだと思います。不動産としては、内装をきれいにして、メンテナンスをいくらしっかりしていても、築30年もすぎれば、建物の資産価値が全くなくなるというのは問題のある考え方です。
子供の頃に大地震を経験してる僕は、耐震性なども、とても気になるところですが、中古マンションなどで、そういった性能を調査したデータが表示されているものはほとんどありません。鉄筋コンクリートの寿命の基準である、コンクリートの被り厚なども、管理会社に聞いてもわかりません。図面が残っていない場合も多くあります。
建て替えをスムーズにすることも、ひとつの方向ですが、こういった問題を解決して、古いものを大事に、安心して残し、利用できるようにしたいものです。
現在のユーズド家具、ヴィンテージ家具ブーム、建築ブーム、デザイナーズマンションブームの後は、ユーズド、ヴィンテージマンションブームがきっと来るでしょう?!。そのときのために!?
緑じゃないグリーン??
November 16, 2002
植物を「グリーン」と呼んだりするとおり、植物の葉は緑色をしているのがふつうで、当たり前のことですが、モダンリビングに似合う観葉植物を探求?している僕が最近はまっているのは、葉が黒っぽかったり、赤みがかったりする観葉植物です。
たとえば、観葉植物としてはメジャーなゴムノキでも、「黒ゴムノキ」とよばれる“バーガンディ”。ふつうのゴムノキに比べて葉が黒に近いくらいの、非常に濃い緑。先端の芽の部分や、葉の付け根あたりには少し赤みも混ざってます。もっと一般的なものではアロカシア・アマゾニカもいい黒味ですね。
そして今、僕が一番かっこいいと思っている観葉植物がフィロデンドロンの仲間“ピンク プリンセス”。モンステラのようなエキゾチック感たっぷりのつる状植物。暗赤褐色の葉にピンクの斑が入ります。
これらの黒っぽい観葉植物は、ローズウッドなどの濃いウッディなインテリアにぴったり。モダンなインテリアをいっそう大人っぽく見せてくれます。
コルディリネの仲間には、いい感じの黒いグリーン?!がたくさんあります。代表格は“オーストラリス・アトロプルプレア”スッと伸びた茎から放射状に伸びる銅葉色が最高にモダンです。そのほかにも“アイチアカ”“レッドエッジ”“マルーン”など。
みなさんも、お気に入りの「緑じゃないグリーン」を探してみてはいかがでしょうか?
※写真がないので、観葉植物の本で確かめてね。
インテリアは生活そのもの・・・であるべき
October 30, 2002
近年のインテリアブームは私としても大歓迎。テレビでもワイドショーのひとつのコーナーとして1日に何度も放送されたり、リフォームなどはひとつの番組として十分成り立っている。スカイパーフェクTVでは「リフォームチャンネル」もできてしまったほど。その中でも、番組中で依頼を募って、インテリアの専門家が生活感たっぷりの家に大胆なメスを入れ、同じ部屋とは思えないコーディネートで、それに感動した奥さんが涙を流す・・・というパターンがすっかり定番になってしまった。なるほどこれは良くなったと思うインテリアも多いが、中には「こりゃそば屋みたいだ」とか「洋風居酒屋か?」と思うような、なんというか、地に足のついていないコーディネートも見受けられるのが気になる。
住む人の生活と一致していないインテリアは気持ちが悪いものだ。きれいな生活感のないインテリアより、こたつの周りにものが散乱していた方が落ち着く人も多い。しかしインテリアが生活を変えることも事実。ちょっと背伸びしたインテリアは気持ちが変わり、生活もワンランクアップする。これを続けることが大事なのである。部屋の中の、今まで気にもとめてなかったものに注目する。それにこだわってみる。するとその隣のものが気になってくる。そうしてるうちに部屋全体のものに意識が行くようになる。いらないものが見えてくる。掃除するようになる。料理するようになる。どういう生活をしたいかが見えてくる。インテリアは生活そのものなのだ。汚い部屋を「生活感たっぷり」と表現したが、インテリアは生活感があるべきなのだ。生活感のない部屋でも、生活感のない生活?をしている人が住んでいるのと、そうでない人が住んでいるのとでは、見ればすぐにわかってしまう。また最近はスタイルにこだわる人も多いが、部屋の隅々まで意識が行っているインテリアはモダンでも、シンプルでも、カントリーでも・・・スタイルを問わず気持ちがいいものである。重要なのは「意識」がどこまで高まっているか?だ。
東京はインテリアイベント真っ盛り
October 17, 2002
東京では現在インテリアイベント真っ盛り。ミラノの巨大なコンベンションセンターで家具見本市サローネが開催されているときに、それに関連して周りのインテリアショップやギャラリーで多くの展示やパーティーが開催されるのをまねて、東京でインテリアイベントが開催されるようになったのは「東京デザイナーズサタデー」が最初でしょうか?当時晴海にあった国際展示場で「東京家具見本市」はあったものの、ヨーロッパの家具見本市とは規模も盛り上がりも内容もなんか違ってて、当時IDEEやアルフレックスなどヨーロッパの香りがするインテリアショップを無料バスで自由に巡れる「東京デザイナーズサタデー」は画期的。その名の通り土曜日1日だけでしたが、友達とわくわくしながら廻っていました。
それから10年たって、こんなに日本のインテリアシーンが盛り上がるとは!いまでは「趣味はインテリアショップ巡りです」なんて若者も多いですが、10年前には「なにそれ?」って感じですね。
けれども、盛り上がっているのは日本だけではないのです。インテリアを中心に世界はまさにデザインブーム!。ミラノサローネでもサテライトイベントが充実したり、イギリスでは「100%DESIGN」が開催されるようになったり、新聞か何かで読んだのですが、イギリスでは今一番なりたい職業の1位が「デザイナー」だとか。
それと同時に起こっているミッドセンチュリーデザインブーム。皮肉なことに新しいものには全く興味を示さない人も増えました。少し前から騒がれてきた「デザイン」の行き詰まり感は、いよいよ深刻になってきたのか、有名なデザイナー達もそれを意識したデザインや、過去の作品のリ・デザイン的な作品が多く見られるようになりました。
昨年あたりからは目黒通りに増えたユーズドインテリアショップ達も同時にイベントを行うようになり、新しいものから古いものまで、まさに東京はインテリアイベント一色!
ゴミのようなデザインの新商品も困りものだが、数年前まで捨てられていたような家具が、雑誌に取り上げられたとたん何十万円もする中古家具も困りもの・・・
これからは新しいもの、古いものにこだわらずに、しっかりとした自分の価値観でインテリアを楽しむ、そんな人が増えていくのでしょう。
なんて言って、僕自身、去年はあるインテリアショップで一緒にイベントをやったが、今年はなにも見に行ってません(笑)これじゃいかんな・・・・!
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